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20代リーマンが投資、ゲーム、ライフハックを紹介するブログ

若者たちの消費について

消費者庁から以下の堅苦しいタイトルで報告が出されています。

消費者事故等に関する情報の集約及び分析の取りまとめ結果の報告(平成24年度以前)|消費者庁
この中で「若者の消費」興味深い項目があったので紹介したいと思います。
グラフや数的な証拠があって非常に説得力がある調査結果なのですが、ページ数がいささか多く、グラフを読み解くのも大変でした。ここではわかりやすく内容を伝えるために箇条書き形式にしたいと思います。
なお、ここで言う「若者」とは10代後半~20代までです。

若者を取り巻く社会経済環境

  1. 生まれた時からデフレ状態が長期にわたって続いた。
  2. 非正規雇用比率が上昇し、「長期雇用」「年功序列」などの日本的雇用慣行が弱まっている。

→かつてのように、勤務数年が長くなるにつれ収入が上昇するという期待を持ちにくくなったことにより将来の生活に不安を抱く若者が増え、このことが消費の力弱さに繋がっているとみられる。

内閣府によれば、将来への希望について「希望がある」または「どちらかと言えば希望がある」と答えた人は諸外国の平均が87.3%に比べて日本は61.6%と低水準となっている。

 

若者の消費者支出について

  1. 可処分所得が緩やかに増加している。
  2. 消費者支出はほとんど伸びていない。

→節約志向が高まっているとされている。全年代で消費者意欲が低下している中、特に若者が消費に慎重であることが伺える。

 

総世帯と若者総世帯の消費者支出

若者が消費に慎重になっている。具体的にどの項目で消費を減らしているのだろうか?

総務省「全国消費実態調査」から全年代平均の「総世帯」と世帯主が30歳未満の総世帯の消費支出の推移を見てみる。

全年代共通して低下している。住居費はあまり変わらず交通・通信費の増加が目立つ。

 

携帯電話通信料の割合が増加している通信費

  1. 通信費における携帯電話通信料の割合は2004年から2014年で80.4%から93.2%へと大幅に増加している。
  2. 一方で「今後節約したいまたは今後も節約したいもの」の中で通信費は若者では上位を占めている

→通信費が若者の負担になっているものは多いとみられる。

 

若者の「車離れ」「アルコール離れ」

  1. 自動車関連費は、男性では大きく減少傾向にあり、2014年には1999年の半分以下の支出に。
  2. 一方で女性は増加傾向にあり、2014年には1999年の2倍以上の支出に。
  3. なお、耐久消費財普及率のうち「自動車」については、男性においては2004年から2014年で15.7%減少している。
  4. 一方女性は2004年から2014年で2.6%増加している。

車離れは若者の単身男性における傾向として確認できる。

 

  1. 酒類は男女ともに減少している。1991年と2014年を比べると支出は30%減少、女性は半減している。
  2. 一方でチューハイやカクテル等への支出は全体的に増加している。

→酒類の志向が変化していることが伺える。

 

若者の消費に対する意識

若者がお金をかけていること

  1. 年齢が高い層より回答の多かったものは「ファッション」や「理美容・身だしなみ」と行った自分の外見に関すること。また、「スポーツ観戦・映画・コンサート」といった「コト消費」関連の費用が挙げられる。
  2. 貯金」と回答した割合が高い。
  3. 買い物好きな若者は多く「買い物が好き」という回答が他の年齢層より高い割合となっている。 他の年齢層の平均が56.8%に対して若者は70.5%。
  4. 自身の消費行動について、「新しいもの好き」に「当てはまる」と回答した割合は全体で37.5%のところ、女性の20代まででは6割を超え、男性の10代後半でも54.1%となる。 また、「衝動買いをする」に「当てはまる」と回答した割合については、全体で27.8%のところ、20代では女性44.6%、男性35.6%とそれぞれの性別で最も高くなっている。

→若者はモノよりも体験である「コト消費」への関心が高く、消費への欲求は20代女性を中心に存在している。

 

若者の消費は堅実

  1. 買い物好きの回答が多いのもに関わらず、支出額は下がっている。
  2. 「買う前に機能・品質・価格などを十分に調べる」かについては「かなり当てはまる」と回答した人の割合は全体で17.3%のところ、10代後半では21.6%、20代では23.9%と 高くなっている。

→買い物好きだが、購入前にリサーチを行うことから堅実な消費を心がけていることが伺える。

  

「コト消費」に関心が置かれるように

  1. 「スポーツ観戦・映画・コンサート」といった「コト消費」について、お金をかけていると回答した人の割合は、他の年齢層が12.8%に対して29.3%。
  2. 近年若者中心となって広まった「コト消費」の事例としてとしてハロウィンが挙げられる。

→体験に価値を見出す傾向があるとわかる。

 

若者の情報活用

商品やサービスの購入・予約等を若者はスマホで行う

  1. スマホを使って、「商品やサービスの購入・予約」をおこなっているとの回答は20代で58.9%となっており、最も高くなっている。
  2. 「ネットバンキング」で資金決済を行うという回答は20代が11.4%と年齢層別で最も高い結果となった。

→若者のスマホ利用が浸透している。

 

若者は商品やサービス情報をネットから入手

  1. 20代を中心に若者のほとんどがネットを情報入手先として利用している。
  2. 10代後半、20代ではSNSの割合も他の年齢層と比べて多くなっている。
  3. 消費者とトラブルに遭わないように参考にする情報については、30代まではネットを主に利用していると見られる。

→情報の入手先はネットが主になっている。

  

若者はSNSをきっかけに商品購入

  1. SNSを「毎日利用している」と回答した割合が10代後半で72.7%、20代前半で69.4%と高いことがわかる。
  2. 「SNSで情報を見たことがきっかけで商品購入・サービス利用をした」経験について尋ねたところ、10代後半女性を中心に20代までの若者において経験があるという回答の割合が高くなっている。
  3. 「友達がアップやシェアした情報」や「芸能人や有名人がシェアした情報」きっかけで購入したという回答については、10代後半と20代で「友達」が3割、 「芸能人や有名人」が2割となり、いずれも全年齢平均以上となった。

→SNS使用者の中心であり、SNSが消費のきっかけになりつつあることが伺える。

 

若者自ら情報発信

  1. ウェブサイトやブログ、SNS等で情報発信したことがあるかを尋ねたところ、10代後半、20代の女性では4割に上る。
  2. SNSに投稿する写真や動画を撮影することを目的にとる行動について尋ねた所、全体では「旅行」が45.6%、「外食」が38.7%

→若者は受け身として情報を収集するのみならず、発信する側にもなっており、そのために出かけたり買い物をするなど、消費行動にも大きく影響していることがわかる。

 

 

まとめ

  •  若者は将来の不安から消費に対して慎重になっている。
  • 堅実な行動のためにネットでの情報収集やレビューを活用している。
  • SNS利用者の中心であり、情報発信のための「コト消費」が近年多くなっている。

私も若者の1人ですが、この調査結果は的を得ていると感じました。

特に将来の不安は若者の多くが感じていると思います。年金とか年功序列の崩壊とかとか・・・。

投資を始めた理由も将来の不安の対策で、堅実な選択をしていきたいと常々思います。

このブログもそういった選択をして行きたい人たちのためになるように作っていきたいと思います。

 

 

 

 

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